このところ読みたくても積んでおくしかなかった本を読む時間を少しずつでも確保するようになり、こちらもようやく読了。

ご当地名古屋では既に圧倒的な人気を誇る、理央さんの第3作目。

ひつまぶしとスマホは、同じ原理でできている (日経プレミアシリーズ)
理央 周
日本経済新聞出版社
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これまでの『サボる時間術』と『最速で結果を出す人の「戦略的」時間術』で、創造的な時間の確保と重点的な時間の配分に向けたマインドセットをマーケッターとしてのこれまでのご職歴を踏まえながら展開されていた内容であるとするならば、本著はその題名からする通り、「理央流発想術」とでも言える点に特徴があると思います。

10数年前まではある種変わった地域としての扱いを受けていた名古屋というエリアの作り出した様々なサービスの源泉にあるものとして、本著を読むと「実践(やってみよう!)」と「改良(もうちょっと良くしてみよう!)」、そして「口コミ(ネットワーク)」、さらにはそれらを総合的にまとめる「場所」の重要さが随所に指摘されています。

ベンチャーが、ビジネスプランをもとに、、という堅苦しさとはちょっと異なるけれども厳しいビジネスの延長線上で、「名古屋製品」「名古屋サービス」はたゆまぬ挑戦と改良を続けた結果、そして東京という「中心」ではなく「周縁」にあったからこそ今の認知を確立したのかなあと思わせられます。

それは一言でいえば「こんなん作ったぜ!」的な楽しさに集約されるとでも言えるでしょうか。理央さんが一例として書かれている通り、Microsoftとは異なるスタンスを歩み続けたAppleの、機能=ユーザビリティと・インターフェース・デザインの追及の観点と、「名古屋発XXX」は同じスタンスにあると言えるかもしれません。(最初はどう論理を展開するのかとドキドキしましたが。。)

本著のもう一つの特徴は「コラム的であること」。 マーケティングコンサルとしての理央さんの視点を通して描かれる「名古屋製品」「名古屋サービス」の数々が、コトラーやレビットなどの理論も含めて「俺たちのやってきたことはこうなんだ!」的にそれぞれ解説がなされてゆく内容が、非常に個性的ではないかとRegainは思っています。 コラム的、と書いたのは、それらの解説において理央さんが主観的に(楽しみながら)自論を展開されているので、本書をベースに様々な議論が展開されてもおかしくないかなあと。 一度でも名古屋に行かれたことのある人にとって、本書はうなずき反面、異論反面の楽しい書籍であることは特筆すべきでしょう。 

時間術、発想法、次は何が出てくるのでしょうか。 今から楽しみです。

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ヽ(≧▽≦)ノ”ワーイ



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