日本の将来
久しぶりに読み返し~辛口大前さん~
0この記事を読んだ時、1日くらい考え込んだくらいのインパクトでした。改めて読み直し、深い造詣にメッタ打ちされます。イノベーション・リーダーシップというのは、アンビションを持ちにくい草食系ワールドでの、せめてものカンフル剤的な言葉なのかなあと。 成功の裏に失敗あり。どんどん失敗してでも成功したい、という市場が見えない中で危機感だけを感じるのも、ゆでガエルの臨終っぽくて切ないものがあります。

これまで日本企業が米国に進出してきた経験が生きるのは、「コミットしたら20年やり続ける」ということだろうね。インドに対して20年コミットしてやり続けるという決意を持っている企業はまずない。みんなが行くからうちも、といった程度であろう。インドに送り込んでいる人材を見ても、本社の課長クラスだ。 米国進出のとき、例えばソニーは盛田昭夫氏自身がやったし、ホンダでもどこでもそうだけど、米国法人のトップをやったら将来は日本法人の社長になるような人材、トヨタでいえば張富士夫氏がその例だけど、そうした人物がやってきた。
ソニーは主として営業を見ていた盛田さんがアメリカに400回行ってるんだ。そのうちの何年かは家族で現地に住んでいた。そういう人が乗り込んで行って米国市場を開拓する。こうしたコミットメントがインドや中国にも、そしてインドネシアでも必要だと思うが、多くの企業はせいぜい中国で部長クラスの人間を社長に送り込んでいる程度。インドだと課長クラスというところも多く、(成長の全く見込めない)国内にくらべて明らかに過小投資だ。インドネシアだったらもっと若い人間が送り込まれる。20年かかるので、若い人を送り込むのはいいのだが、その人たちも少し成功すると転勤を命じられてしまう。国内人事制度の一環として海外人事をやる、というところが問題なんだ。
鎌倉投信、始動ですね!
2このブログでも何度かご紹介させていただいている鎌倉投信ですが、ついに!!思わずわが事のように胸が高まってしまいました。いよいよだ~
Rennyの備忘録さんが、有価証券取引報告書の概略をレビューされていて、参考になります。先週は全くプライベートで調べものに時間を割けなかったので、大変参考になります。踏み込んだ内容ですよ。 次のセミナーが楽しみです。
鎌倉投信が初の公募投信を3月に設定へ、「結い2101」で長期投資 – Bloomberg.co.jp
鎌倉投信、「結い 2101」を3月29日設定| Reuters
<以下:Bloombergより>
1月25日(ブルームバーグ):昨年12月に投資運用業の登録を済ませた鎌倉投信は、3月に同社初の公募投信を設定する。「人と人」「人と企業」「世代と世代」を結ぶ独立系で直販の投資信託会社として、個人の資産形成などに貢献することを目指す。
こうした思いを込め、ファンド名は「結い2101」とした。同社の鎌田恭幸社長は25日、ブルームバーグ・ニュースの電話取材に対し、「次の世代である22世紀を見据えて、社会との調和の上で長期に発展していく銘柄に長期投資する」と述べた。
同社が25日に関東財務局に提出した有価証券届出書によると、投資対象は①これからの日本に必要とされる企業、②顧客や消費者、社員とその家族、取引先、地域、自然・環境、株主などを大切にし、持続的で豊かな社会を醸成できる企業、③人財を生かせる企業、④循環型社会を創る企業、⑤日本の匠な技術や優れた企業文化を持ち、感動的なサービスを提供する企業――となっている。
北京にて雑考するとき
0マイナス13度という最低気温におののきながら万里の長城を登りました。 中国人においても老若男女、個人旅行者もツアー客も入り混じって思い思いに長城を歩く人たちを見ていると、じつはこの国が自分で思っている以上に民主化が進んでいたんだな、という事に気づかされました。 仕事ではオフィスビルや工場しか行きませんし、夕食だって現地にお任せしっぱなしで、仕事のフィルタをはずしてこの国を見たのは、初めてかもしれません。
オリンピックを契機に、中心部は本当に様変わりしたんだな、と痛感させられます。Regainの中では整備されていない道路を筆頭に行政管理の不徹底さや国営企業の独占状態が根強かった印象が強烈だったのですが、何といいますか明治時代の「脱亜入欧」的な戦略的な転回で、すべてを強制的に「変えた」んですね、この国は。また、それを成し遂げるだけのリーダーシップが存在するんですね。 日本に居ると、日本の現状に対する悲観の根拠として どうしても企業・製品・サービスを中心に考えてしまうのですが、抜本的に改革するには確実に政治のリーダーシップ・ビジョンが必要なんだなと痛感です。 「英語ができさえすれば、日本と日本人は世界一」というのは昔、友人のアメリカ人が行った言葉ですが、もう少し発展させて言うならば「ビジョンとグローバルコミュニケーションがあれば、日本人は世界一」なのかもしれない、とつらつら思いをはせた31日でした。
こうして見ていると、ここが中国である事を忘れてしまいます。本当に。 アメリカの主要都市と全く変わらない、もしくはそれ以上の先進性がここにはあります。とは言え、深センや天津などの輸出区へ行くと「世界の工場」としての中国をまざまざと見せ付けられますし、ハイウェイだってトレーラーが横転、割り込み運転は当たり前、というように成熟度?から生じる「不具合」は至る所で目にするわけですが。。。インドと中国、来年のドライバーですけれども、コンピタンスが全く異なることも改めて、目で確認。 インドはソフトパワー、中国はハードパワー、というくくりだけでなく、もしかすると「国が持つビジョン」という切り口で捉えなおす事は案外忘れてはならないのか、と思い直したりして。
【告知】 鎌倉投信いよいよ始動
0先日こちらでご紹介させて頂きました鎌倉投信の鎌田さんから、ご連絡を頂きました。
12月1日に各種登録が完了していたのは知っていたのですが。
今後は投信協会に加盟した後、1~2月募集開始、2~3月運用開始といったスケジュールになる予定との事です。
(11月のセミナー完了後、ぜひお食事でも、とお誘い頂いていたのですが、Regainの出張等でなかなか実現できず申し訳ありません、鎌田さん。。)
各種メディア・ブログでも続々と取り上げられ始めていますね。以下は本日のロイターの記事からの抜粋ですが、どの内容でも「志」が高く評価されている点が興味深いです。
同社の鎌田恭幸代表取締役社長は「これからの日本に必要な企業に資金を投じることで、これからの社会を創るいい会社が育てば、当然、投資家個人の資産も潤い、企業も発展し、その分社会も豊かになると思う」と語り、日本で大切にしたい・育成したい企業を応援するファンドを、直接販売で個人投資家に提供していく考えを明らかにした。ロイターとのインタビューで述べた。
同社長は、「色々な人と話をするなかで、今うまく世の中に流れていない個人の資金で、きちんとした投資はできないものかと漠然と考え、時間が経つうちに、創業メンバーの4人が集まった。その中で、どういう形がいいのか、どういう商品、サービスがいいのかを議論していくうちに、投資信託の直販ということになった」と会社立ち上げの経緯について語った。直販にこだわったのは、自分達の運用の考え方を直接投資家に届けたいという気持ちから。同社長は、投資の中では株価的な魅力度も考えていかなければならないとしながらも、これからの社会を創るいい企業に投資していくうえで、持続的な社会を創っていくという観点では「人材を活かす会社であったり、自然や環境、地域社会とのバランスをとる会社であったり、オンリーワンの技術、感動的なサービスを提供する会社などが、これからの社会に必要とされる」と考えている。
インタビュー:次世代に続く日本応援ファンド立上げへ=鎌倉投信| Reuters
鎌倉投信が投資運用業に登録、新規では今年初-来3月に日本株商品 – Bloomberg.co.jp
鎌倉投信の百年企業計画|未来予想株式会社COO 庄子素史の日記
この人は草食系起業を目指したのでは絶対にありません。~みやじ豚~
0以前こちらでご紹介させて頂きました宮治さんが本をご出版なさっていますのでご紹介です。ご自分のルーツを見つめ続け、宮治さんご自身の葛藤を経て起業に至るプロセスの独白的な記述は大変臨場感あり、胸にものすごく響くもの多し。「みやじ豚」ブランディング形成・飛躍には、慶応SFC⇒パソナ⇒ETIC+アタッカーズ(大前研一さんのBS)を経る過程で脳が耳からこぼれるような考え抜いたプランニングがおありだったのかとお察ししますが、その結論を現実のものとする行動力・実行力だけでなく「貫き通す力」をRegainは心から素晴らしいと思います。
人生の7分の5、僕ならめいっぱい面白がりたい。
仕事が面白くなかったら週末だけの人生になる。でも平日の仕事も面白かったら、人生の7分の7、全てが面白くなるではないか。
僕が農業を志した理由も、ひとつには、人生を面白がるため。
そしてこの農業が大変な時代に、なぜ僕は養豚農家の長男として生まれたのか。きっと、日本の農業を変革するためだ。
「お前、それすごい勘違いじゃない?」
そんな声が聞こえてきそうだ。でも僕はこう返したい。
「いいじゃない、勘違いでも。」
言い切れる宮治さんもすごい。宮治さん=ナナハチ世代(1978年生まれ)をご自身ではこのように表現なさっています。
がっつかず、僕たちなりに堅実に生きる世代。バブルの狂騒を知らず、不況の中で育った世代。仕事に求めるのは、儲けよりもやりがい。自分らしさ。起業するにも、儲けよりも社会に必要かどうかを考える。そんな僕たちは、かつて一世を風靡した、ガンガン上場をめざしていくカリスマベンチャー社長たちとは、対照的だ。
Regainは74世代。
宮治さんの言葉をお借りするなら、バブル時代を堪能した先輩方の薫陶を受け、モノへの希求も強く、他方で社会的な貢献・ビジョンに基づく改革と儲けを両立させようと「上手くやろうとする」世代なのかもしれません。世代の違い、というものは言葉では違和感はあるものの、その人の過ごした環境を踏まえれば確実に外部要因として存在する不可避なものなのだと思います。宮治さんたちが作り上げようとする日本の姿、Regain達が目指すもの(これから実行ですが。。)、そして先人が作り上げているもの。 先のインド出張を機に社会テーゼに目が向きがちなRegainですが、大切なのは「〇〇したい」と願う方々の輪を、濃度の差こそ有れどれだけ広げられるか、そして自分がどのレベルでその「輪」の主体者であるのか、だと改めて感じます。
ご自身のビジョン+戦略、そして応援したいと思わせる宮治さんの人間性の魅力、時代の「気分」。 製造業・農業・燃料・金融。。。大きなパラダイムに目がゆきがちなRegainですが、改めて自分の足元を再確認させられた一冊でした。
宮治さん、ありがとうございました!
インドより帰国
0この2週間、台湾→インドと駆け足で回ってきました。10年ぶりのインドには考えられることが余りにも多く、消化不良気味ではありますが、記しておきたいと思います。
1. まじめ編 :
R&D・製造技術拠点化する日本、IT分野でブランド化を志向する台湾、生産拠点=中国に猛追するインド
なぜ日本の携帯がガラパゴス化するのか、と言うと決まって答えは「規制」「マーケティング戦略」「国内志向」の3点が上がるわけですが。 インドの場合は91年の経済改革以降外資の参入障壁が低く、民間による市場拡大戦略を取れるようになった上、CDMA/GSM双方対応とした事もあって2500万人の印僑(Non-Resident Indian)含めてが爆発的なコミュニケーションの需要が生まれた訳ですが(華僑は5500万人)、特筆すべきなのは人口12億に対し、09年10月までに4億5千万人が携帯電話を保持。 中国が13億で7億人の加入者ですが、伸び率の鈍化する中国とインドは全く異なります。(ITUのレポートが詳しい)
実際には、路面店で中国製のフェイク携帯が所狭しと並んでいて、これで通話する分には全く問題ない訳ですから話の長いインドでは必需品になるのは間違いないです。因みにインドが英語・ヒンズー語を公用語としてる訳ですが通常はヒンズー語の方が一般的。英語でしゃべるよりも確実にヒンズー語の方が文法・単語ともに複雑な感じがあり早口で「言葉の密度」を詰めて話す為、どうしても早口になってしまうような韻書あり。あ、インドは03年にテロ対策上、違法携帯の輸入を禁じてます。
月刊加入者が1000万人。年収1000ドルの、主に農村部が購買層となって30ドル~50ドルの端末をプリペイド式で購入。着信は無料、発信は約2セント/分。これまでは限定層しか知りえなかった知識が、近隣の村との情報共有により収穫時期までも判断できるようになっている訳です。国を挙げてのイノベーションが、ここまでダイレクトに実感できるのはインドならでは、でしょうかね。 時短読書のすすめさんのブログがインドのイノベーションに詳しいですが、Goldmanのレポートを踏まえコメントなさっているキーワードが興味深いので引用します。
1.各国の高度成長を維持するためには人口増加が必須となること
2.成長を維持するために教育水準の向上が欠かせないこと
3.政治の安定が必須条件であること
4.通貨の上昇が見込まれていること
現場を見るのは大切。以下のようなグラフでイメージは湧きますが、「発展の伊吹」は確実にインドには存在してました。日本へ帰国して改めて痛感したのは、「競争力は技術でなく戦略から生まれる」という事です。追いつけ、追い越せで現在の繁栄を享受している日本ですが、成長エリアにどれだけ戦略として「仕込み」を入れるか。判ってはいるものの、馴染みのある既存先進国で経営したくなる気持ちをバッサリと捨て、次の10年に向けて今が一番好機なのかもと思いを新たに。
(人口大変動でアジア減速へ:日経ビジネスオンラインより抜粋)
通常Regainは台湾・中国の製造拠点と連携して仕事をしてる訳ですが、「日本ー台湾ー中国」の3極は、IT&家電業界では疑う事のない製品プラットフォームとしてほぼ完成しています。
バックオフィス(コールセンター)や自国内消費(TATA)に加え、コモディティ半導体や医療機器の設計製造がこれに、中国と同等の人口を持つインドが名乗りを上げつつあるのを今回の出張で強く感じました。アメリカのインド(や他東南アジア)で始まると、全く構造が変わりますね。。先週の日経ビジネス「今こそ起業資本主義」にまさにその辺りの内容が特集されてますので、ご興味のある方は是非。
2. 【余談】ミニアルバム
今日の一品はデカン高原で作られるNine Hills というインドの赤ワイン。こちらは現地で頂きました。あ、隣に移っているのは台湾の紹興酒。これからの季節に打ってつけ~。
興味深い記事:「インドワイン産業のバブルな未来」Voice of India 2007年5月
案
【ご紹介】 鎌倉投信 鎌田さんとお会いしてきました。
2先日こちらでご紹介させて頂いた鎌倉投信。 光栄なことに、鎌田さんご本人からご連絡を頂き、お会いして参りました。
投信と言えば銀行・証券のリテール窓口的なオフィスを想像していたのですが、鶴岡八幡宮から少し奥に入った静かな場所にある古民家を活用した素晴らしいオフィスにまず圧倒。 小規模のセミナーはこちらで開催を加速させたい、というお話から始まりました。 濃密な時間を過ごすことができ、刺激をビシビシ頂くことができましたので以下に少しだけご紹介を;
1)現代の大企業は経営だけでなく戦略までもがサラリーマン化してしまっていて、ブレイクスルーを作りにくい「環境の呪縛」に囚われてしまっているのではないか
2)こうした経済環境の中で、技術力を持つ日本の中小企業へ積極的に投資を進められるインフラが、残念ながら現在の日本の金融システムにおいては未整備。本来であればメガバンクだからこそできるインキュベーションが、硬直化した融資フローによって芽を摘まれてしまっている。 地域密着レベルで言えば信金が主たるサービスを提供しているに過ぎない。海外における中小企業支援の実態と、この点が大いに異なる。
3)長期スパンで投融資を行う行為そのものが定着していない。その意味でさわかみ投信は澤上さんの強い意志と卓越したリーダーシップで、パイオニア的な存在。問題は、その後続が、日本の企業を継続的にサポートできる土壌が整えられるかどうか。(鎌田さんの静かな熱意をひしひしと感じました)
4)鎌倉は「伝統と革新」の息づく場所と思う。鎌倉・日本・グローバルすべての視座に立つ企業活動・情報発信はブランディング的にも有効。
5)ワークライフバランスが企業に存在しなければ、企業活動そのものの生産性が最終的には停滞する。
などなど。鎌田さんご自身は大変ご丁寧な方で、Regainの質問にも一つ一つご自身のお考えをお伝えくださり、改めてそのビジョンに共感した次第です。Regainが事業会社の海外マーケティング&立上屋でなく金融系のキャリアだったら、間違いなく手を挙げて参画を希望する所です。(ご承諾いただければ、、ですが(笑))
閑話休題。 11月8日に、鎌倉商工会議所で鎌倉投信により「日本で一番大切にしたい会社」の坂本さんと、鎌田さんのセミナーが開催されます。
都内からも一時間程度で参加できます。ご興味のある方、ぜひお申込みを!
<クリックするとPDFへ飛びます>
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人として、生き方の問題ですね
やはり原点はここでしょう
正しい企業経営とは何か
どの会社も本当に立派な志を持った会社で学ぶことが多かった
泣きました
グロービス 2009あすか会議レポートに思う
1産業革新機構・朝倉陽保氏×コモンズ投信・渋澤健氏×ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント・山田俊一氏「資本主義と金融の本質とは何か」~2009あすか会議レポート | GLOBIS.JP
うーん重い。 朝倉さんの以下コメント。製造業は、金融は、ITは、そして大企業とベンチャー・中小企業と呼ばれる形態が、何を今後すべきなのかを考えさせられます。 Regain自身の回答がないのは勿論ですが(笑)、がつーんと頭を殴られた気分;
日本企業は、管理された金融機関を前提とした企業財務戦略をとっているのが伝統的な形でしょう。これが本当に、日本企業の成長性につながっているのだろうか。戦後から1990年代までの成長期においては、この金融システムと日本の経済成長はいい関係で動いていました。ところがその後の20年、日本の金融システムが日本企業のためになっているのかどうか、少し考えてみる必要があろうかと思います。具体的に言うと、リスクマネーのバラエティが日本には少ない。金融が自由に設計できる米国には、多種多様なリスクマネーがあります。日本には非常に単純なリスクマネーしかないということで、これが企業活動を制限しているのではないかと、個人的には危惧しています。
日本の金融はオーバーシュートさせないことが前提です。新しいアイデアがあってもそれをビジネスにしにくい環境であることは間違いありません。ウォールストリートでは、世界中からエッジのとがった、スマートな人間を集めて、とにかく好きに考えて儲かる仕組みを提案するよう、自由な発想のもとでいろいろなものが生まれてくる。したがって、金融監督当局よりもプロダクトの開発者の自由度が高いので、どんどん新しいものが出てきます。しかし集中管理型の日本の金融市場では、そこまで自由にプロダクトを出せません。
日本の場合はいわゆる独立系ファンド、あるいは外資系ファンドに資金を提供しているのは、中東のソブリン・ウエルス・ファンド(政府系ファンド)もありますが、米国のペンション・ファンドが圧倒的に多いわけです。それも二つあって、一つはパブリック・ペンションと呼ばれる公的機関の年金ファンド。最も有名なのはカリフォルニアのカルパース(カリフォルニア州職員退職年金基金)です。もう一つは、企業年金。例えばGMのペンションなどは、実は大きな資金をファンドで運用しています。これらは米国市民のお金ですから、明確なメッセージを持っています。つまり、米国以外の国に関しては、とにかく儲かる案件以外は一切投資する必要はないということです。リスクマネーを米国の国民に頼らなくてはならないということが、今の日本の状況です。これを解決しないと、日本自身の経済成長が阻害されることにもつながります。
日本に戦後できた会社はみんなベンチャー企業だったわけです。だから決して、日本はベンチャー企業ができにくい国だとは思っていません。間違っていけないのは、米国のシリコンバレーを意識すべきではないということです。あそこは米国の中でも特殊で、実験場のような環境です。米国にはシリコンバレー型ではない、普通のベンチャー企業はいっぱいあります。そしてそういうところにファイナンスしている、ローカルのベンチャー・キャピタルもいっぱいあります。むしろこちらのほうが、日本にとってはずっと参考になるでしょう。要するに、世界を席巻する技術を持たないとベンチャーにならないという考え方は、間違っているということです。そういう場所は米国の中でも、シリコンバレーにしかありません。だから、もっと広くベンチャー企業を捉えるべきです。ただし前提条件となる、ベンチャーを支えていくリスクマネーの投資の仕方や、支えていく社会的認知はまだ足りたいことは確かですね。
【ご紹介】 鎌倉投信
0こんなのがあったんですね、というご紹介。
社長の鎌田恭幸さんは、バークレイズ・グローバルインベスターズ(クオンツファンド)のVice Presidetをお勤めになられた方で、同士の方々と2008年11月に投信を立ち上げて目下 業務取引開始の為の最終準備段階。 WEBでは2009年央からの業務開始とあります。ポートフォリオ、活動含めてすごく興味あり。。
理念に共感したのでご紹介です。
2008年11月5日、志を一にした4名の創業者が集い、鎌倉の地に「鎌倉投信」という投資信託の会社を設立いたしました。
個々に資産運用の世界では屈指の存在です。そして、何度も何度も議論を重ねて達した経営理念が【100年続く信頼の「わ」、100年愛される長寿投信を目指します】です。ここには、永きにわたって個人投資家の持続的な資産の形成と豊かな社会を育むことに貢献したいという強い思いが込められています。
本来の日本が持つ素晴らしい価値を育む、社会全体が調和のとれた発展を目指す、言葉や会話が自然と集う、人の輪・夢の輪が広がる、鎌倉投信はそうした「場」でありたいと願っています。そのため、鎌倉投信は、投資信託を通じて個人投資家と「持続的で豊かな社会の形成のために普遍的な価値(人・自然・環境・伝統・文化・優れた技術等)を醸成できる会社」との距離を近づけたいと考えております。
投資とは、株価等の値動きを追うものではありません。その本質は、投資先の会社が行う事業、その会社が大切にする様々な人によって創造され、社会で育まれる価値を蓄えて行くものです。
そして、長期投資とは、社会に貢献し愛される会社を長く支持することによってその果実を享受することだと考えます。
そこには、目に見える経済的な価値もありますが、心で豊かさを感じる価値があるはずです。
さわかみ投信と共通するものがありますが、一線を画しているのは理念の「3つのわ」ですね。営利のみを目的とせず、会社の利益と社会貢献のバランス重視の運用を行い、かつ自然、伝統、文化、優れた技術等日本の普遍的な価値と親和性のある事業ビジョンを明確に唄っているのは特筆(というか、感動)です。
私たちは、「鎌倉投信」が、個人投資家の皆様の経済的な豊かさを育むと共に、
三つの「わ」(和・話・輪)が育まれる「場」でありたいと願います。 以下、「会社の志」より;
- 「和」
- 和は、日本を表す古称であるとともに“なごみ”や“調和”を表します。
鎌倉投信は、日本人が脈々と受け継ぎ発展させてきた優れた技術、伝統、文化、豊かな自然等、この国の持つ普遍的な価値を感じることができる「場」になります。
- 「話」
- 話は、言葉を交わすこと、それによって見えない価値に“ふれる”、“感じとる”ということを表します。鎌倉投信は、会話や言葉に溢れ、お互いの元気を分ち合う「場」になります。
- 「輪」
- 輪は、“丸い形”、“つながり”や“広がり”を表します。
鎌倉投信は、人が集い、言葉が集い、夢が集い、そしてその輪が広がる「場」になります。
理念で感動できる会社って少ないです。 冒頭でご紹介したイラストは、100年後の湘南・鎌倉のイメージだと思うのですがこちらも共感度高しです。
一票の重み
0きっと歴史に残る選挙になる、と言われる中でRegainも清き一票を投じてきました。
予測ではすでに民主党大優勢ですが、これまで散々憂いてきた日本の将来をどう変えてゆく為のスタートラインとして位置づけられるのか。
大事なのは、その後です。。 Regainの次の世代の為に「変える」事を我々は選択するのですから、変えた当事者としての責任を感じながら、行動が必要ですね。。
日本は人口減少の中で経済成長できるのか – 少数意見村 – Yahoo!ブログ














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