オリンピックの熱情
予想通り、というかニュースメディアとしては当たり前でしょうが、北京オリンピックの事について新聞各紙がそれぞれの記事を書いていましたね。
私はネットで主に社説やメイン記事を見ているのですが(仕事の合間に。。)、中でも興味深かったのが日経「核心」でした。
北京オリンピックと東京オリンピックを、「三丁目の夕日」「グーグル金融版」「環境モデル都市」をキーワードに比較する中で、岡部直明(主幹)はこう書いています。
隣の国の熱狂に刺激された訳ではないが、東京が候補都市である2016年五輪に思いは移る。 もちろん、それは国威発揚をめざした「北京」とは基本的に違う。金融・環境・文化を軸に新しい成熟国家に生まれ変わる。「東京五輪」への挑戦を、停滞した日本を変革する好機にしたい。
この記事の中では、ビジネスマンならよく実感するでしょう「ローカル市場化しかねない」日本の市場性と、対応するべき施策としての3点が挙げられています;
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金融都市化:NY、London並みの金融都市にすること
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環境立国化:「よく設計された環境規制は企業の国際競争力を強化させる」(マイケル・ポーター)
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文化立国化:「ソフトパワー」の磨きをかけること
・・・を通じて、日本人の持つ潜在力をいかすには、文化・情報の国際発信力をさらに高める事が必要で、そのために2016年の東京五輪を積極的に活用すべし、という論調です。
目指すべき活動はなんなのか
その施策の効果が見られるであろう一定の時間軸としての景況感予測。このシンクロがどう見られるかが重要なわけですが、景気は8~10年スパンで推移する、という説があります。昨年をグローバルな住宅バブル崩壊の氷山がくずれたスタートラインとするなら、2016年は 次の景気の波のピークでしょう。それまでに、個人金融資産が無くなってしまわなければよいのですが、という不安もありますが。。。
2016年に至るまでに私は40歳を越えていますが(泣)、若い方が日本を本当の意味でしょって立つ事ができれば、この国はまだまだイケル!と願っています。そこで、ご紹介(勧誘ではないですよ)したいサークルが、東京にある "Vital Japan" です。ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
世界を相手にするビジネスプロフェッショナル・政策プロフェッショナルのネットワークで、ビジネス・公共政策、その他幅広いテーマについて英語で討論をする勉強会やメンバー間の交流会を主な活動としているメンバー数1,000人を超える会です。
私もメンバーとして(発表はしてまいませんが)積極的に参加させて貰っています。
ともすれば「仲良しクラブ」に終始しがちな傾向が多いこの手の活動の中で、このネットワークの素晴らしいのはプレゼンターの皆さんの素晴らしさでVital Japan自身に所属して参加できる事を「誇りに思ええる事」でしょうか。とにかく、錚々たる方々です。
興味のある方は、まず登録をお奨めしますが、「志の高い人たちの集まり」という言葉にウソはありません。生半可な気持ちで参加すると、リバウンドを貰ってしまうかも。
それくらいパワーのある会ですよ。オススメです。