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今週の金融は何がおきるのか。シティの人員削減と、今週の指数

シティ 新たに従業員5万3000人削減へ  (産経ニュース2008.11.18 00:33)

【ワシントン=渡辺浩生】米金融大手シティグループは17日、世界中の従業員約5万人を削減する方針を発表した。パンディット最高経営責任者(CEO)が同日、投資家向け説明会の中で明らかにした。業績不振で経営の先行きに不安が高まり、株価が急落する中、大胆なリストラの実施で、投資家や顧客の信頼回復を図る考えだ。

削減計画は、ピーク時の昨年12月末の37万5000人から20%削減する。今年9月末までに実施した2万2000人の削減に追加する形で、投資銀行部門を中心に一時解雇を進め、新たに5万3000人を削減する。世界中の不採算事業の売却や経営陣の報酬削減などにより全体で約20%のコスト削減を図る方針だ。

シティは低所得者向け高金型住宅ローン(サブプライムローン)問題に端を発した金融危機に伴い、昨年以降約700億ドル(約7兆円)の損失を計上。今年7~9月期まで4四半期連続の赤字となり、公的資金による資本注入を受けた。

株価も今年に入って約68%も急落。同社がシティコープとトラベラーズグループの合併で誕生した1998年以来初めて10ドルを割り込んだ。

 

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昨日11月17日のCitibank Town Hall Meeting資料を見ると、堅調なBusiness Revenewとは裏腹に、外部要因への転化しすぎですね。

サミットで世界協調ベースの金融協力を取り付けておいて潰させない状況にしておき、その後 確信犯的にリストラ策を出したとも受け取られかねないでしょうが。これで膿が出たという訳ではなく、Citiの持つ海外融資でのデフォルトカバレッジがCDSでどの程度損金処理されるのか。今週はアメリカの統計がテンコ盛りなだけに、ミクロ要因からその影響を見るには良い機会です。

 

 

Tradersスケジュール

17(月)
7-9月実質GDP(8:50/速報値0.0%)
Citi、4万人削減発表(22:00)
米11月ニューヨーク連銀製造業景気指数(22:30/-26.2)
米10月鉱工業生産(23:15/0.0%)
米10月設備稼働率(23:15/76.4%)
米議会再開
18(火)
北米10月半導体製造装置BBレシオ(19日朝)
米10月生産者物価(22:30/前月比-1.6%)
NAHB住宅市場指数(19日3:00/14)
19(水)
米10月消費者物価(22:30/-0.8%)
米10月住宅着工件数(22:30/78.3万)
FOMC議事要旨
20(木)
米10月景気先行指数(24:00/-0.6%)
米11月フィラデルフィア連銀製造業指数(24:00/-35.0)
デル、
21(金)

米SQ(終値清算)

特に、18日・19日はキモですね。

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