12月10日までの長谷寺ライトアップ。今が見ごろです。
17:00~18:00までの時間限定という「勿体ない感」もさることながら、都内からのアクセスの良さ・鎌倉という雰囲気から来る「落ち着き感」は なかなか代えがたいものが。
注)しかし、並びますよ~。湘南経済新聞によれば、22日には3,000人!!!
今年は初めて「現代美術との競演」という試みも。境内の経蔵には第三回鎌倉芸術祭参加作品である、渡辺五大さんのインスタレーション展示「銀燦堂」が、境内中腹の歩道には堀江康子さんの「和傘アート展」を、それぞれ展示し、紅葉した木々の中照らされる作品の様子も「必見」(松田さん)。
そして今日は、長谷寺の堪能具合いは70%程度にして念願の小澤真智子さんのリサイタルに。こちらも、素晴らしい!!
2部構成でしたが、やはり小澤さんの真骨頂は2部です。 パワフルな彼女には、ピアソラの曲が本当に良くフィットしています。実は、小澤さんのリサイタルに行くのは3度目。海外駐在の際に、テキサス・アルゼンチンで聴きました。その際とは違って、ここ鎌倉での演奏は非常にリラックスしていたようでした。私もよく判るのですが海外に長く居ると、日本って非常に「和む」んです。ああ、帰ってきたなという安堵感に加えて、今回の演奏では自信のようなものを強く感じました。 NYで生活していると、日常の活気が自分の中に取り込まれて、本当に楽しいのですが、今回の鎌倉公演ではそんな「内からくる活気」を発せられているような気がしました。
クラシックな中に「演奏する楽しさ」と「正確さ」を感じさせる川田氏のピアノ。第2部のSr. Brunetti のピアノは繊細かつ大胆。田辺氏のベースは、これは、ジャズですね。Sr.Brunettiとのセッションでは、Blue Noteのような雰囲気を演出してくれました。楽しい2時間。また来年!
<第1部>
1.グリーク:ヴァイオリンソナタ第3番 ハ短調 (Edvard Grieg : Sonate Op.45, C- Minor)
I Allegro molto ed appasionato, II Allegretto espressivo alla Romanza, III Allegro animato
2. サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン (Pablo de Sarasate : Zigeunerwisen, Op.20, no.1)
<第2部>
3. ピアソラ:ルグランタンゴ (Astor Piazzolla : Le Grand Tango)
4. ピアソラ:レビラード (Astor Piazzola: Revirado)
5. サルゴン:ドンアグステインバルディ (Horacio Salgan : Don Agustin Bardi)
6.ピアソラ:天使のミロンガ: Astor (Piazzola: Milonga del Angel )
7. カステジャノス:ラプニャラーダ(Pintin Castellanos : La Punalada)
8. ピアソラ:鮫 (Astor Piazzolla: Escualo)
9. ピアソラ:フラカナパ (Astor Piazzolla : Fracanapa)
川田健太郎(ピアノ、第1部)、オクタービオブルーネッティ(ピアノ、第2部)、田辺和弘(ベース、第2部)
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