「どんな偉い人だってトイレ入ればクソして、家帰ればただの親父だ。どんな偉そうなことを言っていたって、結局 ただの人間さ」
昔、Regainが商社時代当時の専務が、ドでかい商談で相手先の社長へビジネスプレゼン目前にカチコチになっていたRegainに言ってくれた言葉でもあり。 期せずして、アメリカの子会社を売却する際、現地法人のひどい人とめぐり合い、半自律神経失調症くらいになる程なやんだ時に、別の課でRegainを見ていた先輩が言ってくれた言葉でもあり。
35歳にして思うこと。 自分の人生、という言葉を、今の自分はどれだけ大事にしているか?何かを美化することなく、ありのままに受け入れ、過ごす事ができているか?など。 文章にするとえらく陳腐ですが、自分自身が自然体のスタンスで、かつ相手を自然体の存在として構えることなく受け入れる事が 余計なことに悩まず豊かに生きられる秘訣なのでは、という事です。
その境地に至るには程遠いRegainですが、自分をResetして、なんと言うか人間性を元に戻す(ブラウザキャッシュを削除する、みたいな)作業を半年に1回、やっています。そのプロセスとして、必ず読み返す3冊がありますのでご紹介。
「人間は必ず死ぬ。死ねば一切の全てが無くなる。そんな簡単な事は当たり前過ぎる事だ。だからすぐ死ねばいい、という事にはならない。 そんな風に生を冷笑してみても、何一つ救われはしない。だから青臭くても泥臭くても棒切れを握ってでも、何がしか生きる証を立てる為に闘え。」
「一切の虚飾や構えを剥取り、己の能力を徹底的に容赦なく冷厳に把握し、己の生の証を立てる目標に、最も効率的な手段の全てを尽して闘い続けよ。」
新潮社
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此岸より
何が幸せか
苦悩との戦い
買いです。
私がこの本を手に取ったのは、二十歳になった記念という単純な動機でした。
一読した当時、自分と同じ年齢の人がこれほど自己の内面の葛藤や、自己と社会とのつながりについて深く考察し、かくも的確に書き記すことができるのかと強い衝撃を受ました。著者の高野悦子さんは昭和24年生まれで、同世代の人たちは社会の中枢である50代後半です。もし、高野さんが健在であったなら、当時のままの研ぎ澄まされた感受性を持ち、思考を自らを傷つける方向でなく、様々な人とのつながりの中でより広く発展させて、それらを周囲の人に、社会に還元させているに違いありません。Regainは常に彼女のみずみずしい感性と時代を捉える視点を持ち続けた、感度の高い、でも泥臭い、人間でありたいと思わされずには居られない一冊。
徳間書店
やっぱり名作です
ちから
買ってよかった!!
宗教と「王道」
名前を知らない人はいないでしょうが、漫画を通読された人は少ないのではないのでしょうか。
人間は、時に嘘をつき、他から盗み、あるいは、傷つけ争う。このような人間のいわゆる「実存」の醜さ、不可解さを肯定するところから、個としての人間の瞬きや美しさが生まれるという宮崎駿さんののメッセージは、個としての人間の強烈な賛歌であり、個と全体のバランスが崩れそうな我々の社会においてなお輝きを増していると思います。
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