明日のNHKクローズアップ現代は関心度高し。 マイクロファイナンスはGDPレベルとの相対性で定義されるものではなく、本質的にはコミュニティへ如何に貢献を行うかで決まるものだと考えると、日本で社会起業的な存在が注目されるのはある意味当然の流れなのかとも思ったりします。 階層化がゆるやかに進む日本で、そうは言っても「先進国ならではの豊かさへの回帰」を表立って解決する動きっていうのは、非常に限定的なのかもと考えさせられたりもします。
閉塞感のある世の中で、光明が見え始めた。寄付金によって社会保障の再配分機能を強めようという新しい動きだ。地域の貧困問題の解決に寄付金を使う外資系企業や、福祉活動をするNPO団体を支援する個人寄付など、寄付金による社会貢献の意識が市民の間で、今、急速に高まっている。しかし、欧米に比べると日本の寄付金額はまだまだ桁違いに低い。税制など制度や仕組みの問題が、寄付集めの阻害要因になっているからだ。そのため、寄付金によって市民が自らの判断で社会を担っていく考えも根付いていない。税による社会保障の充足は当然だが、所得再配分に全てを依存する現行の制度設計には限界がある。番組では、税と寄付による二段構えの社会保障という新たな機軸を打ち出し、寄付の道筋を仕組みとして定着させていくために何が必要か、やるべきことは何か、日本の将来のあるべき姿を提言する。
でも、標題にある通り、日本でお金が意思を持ち始めたのも特筆すべき現象じゃないかなと思います。かつては資産家しかできなかった投資活動を、ファンド・VC等が価値として再定義して市民投資家へ提案する。 日本ならでは、顔の見える投資っていうのはいずれ他の国でも展開可能な手法な筈!と。
鎌倉投信さんがモーニングサテライトで放映されてました。 遅まきながらそれを見つつ、改めて思いを強めた、いつもよりちょっと早い帰宅日のつぶやき。