鎌倉ライフリッチ研究所 Ver 3.70 | 人生を、豊かに生きよう。

ようこそいらっしゃいました。スローライフの聖地鎌倉へ移住して7年。グローバルビジネスやM&AどっぷりだったR40が一念発起。 ベンチャーでの仕事を通じた日々のビジネス視点だったり、観光に役立つ鎌倉の美味しいグルメ情報やイベント紹介をしてまーす。プロフィールはこちら(http://profile.hatena.ne.jp/hase263lich/)から。

神は細部に宿り、そして集中力を試す

 

最近、自分で手を動かしてデータを集計する事が少なくなってきたせいか痛感するのは、会議の際にスクリーンに表示されるエクセルを見るその大変さ。 いや、目が悪くなったとかそういうことでもないのですが、自分で手を動かしているからこそ気がつくポイントというのが有る訳で、そうしたものに対するアンテナ、とでもいうものは訓練しなければすぐに衰えるものなのか、という事です。

逆に言うと、一度でもいいのでどっぷりとそうしたデータ作成に浸りきってしまえば「勘所」みたいなものが把握できるようになるので、データのレイアウトが多少違っていたりしてもポイント自体はすぐに把握できるのですが、それらを連続的に見ていると感覚がマヒしてくるようになってきたりします。 データを自分で作っていた時には、余り感じる事の無かったこのモヤっと感。

重箱の隅をつつくようなデータの異常値が全体の構成に大きな影響があることも多く、基本的にRegainは「神は細部に宿る」派で、「神はマクロに宿る」派ではないのですが、それでも細部の神サマを捕まえるのが最近、一苦労になってきました。 ミドルマネジメントのRegainでこのくらいなんだから、トップマネジメントが経営判断を行う際に必要な集中力や判断力というのは並々ならぬものが有る筈。 まあ、基本をいかに押さえるべきか、という話なのかもしれませんが、イチローが毎日バットを振り続けるように、こうした「データへの集中力・判断力」は、我々バックオフィスのミドルクラスにとっては欠かすことのできない基礎体力みたいなものなのかもしれません。 コンサルタントの分析力・判断力がスピードに優れているのは、MBA有る無しにかかわらずこうした訓練を期せずして行っているからだとも言えますかね。

それにしても、実務をやっているときとそうでないときの違いは、「実務担当は、いかに自分のやっていることを判って貰おうとするか、必死」であり、「判断者は、いかにキーパラメーターをその内容から抽出し、指摘し、共有しながら方向付けしてゆくか」にあると思います。 マネジメントの難しさのひとつは、そうしたデータからの情報判断をいかに効率よく、ビジョンと分析を「地に足のついた」「納得できる」かたちで行うことにあるとも思います。

それにしても、目が疲れる。。。