今日はひょんなことからご縁を頂いた、米系法律事務所のマーケティングマネージャーの方と丸の内でお食事。
なんで?とんな?とう接点なのですが、実はこの方、Regainの現会社でかつて同じ海外組だったので、、会わない?とある方からご紹介を頂きまして。 外資系法律事務所、、という事でかなり身構えていたのですが、お会いしてみるとこれが全然違いました。 誰にでも慕われそうな、非常に気さくなお方で、「○○(アジアの国が入ります)のxxさん知ってる?」みたいな、かなりディープなお話で盛り上がりました。
で、Regainの興味が一番高かったのが、
「法律事務所のマーケティングって何ですか?」
という所だったのですが、ご本人いわく「いやー。ショムニっす」と。
聞けば、案件ごとに組織化される事もありますが基本的にはこの商売、パートナー弁護士の下にぶら下がるヒエラルキーで一連の業務遂行が事たりてしまうが為に、社内横断的・組織的な動きがなかなか構築しにくいんだとか。
で、その為の社内的な調整や、各種セミナー等をを含めた訴求活動を一手に引き受けるのがマーケティングなんだそうで。 ショムニはご謙遜として、その業務範囲は非常に広くってご本人いわく「パートナー間の関係を取り持つ事に失敗するだけで首が飛ぶ」んだそうな。とはいえ、ローファームでこうした調整業務のプロとなるには10数年以上の経験が必要になるとかで、これまた奥深い世界をかいま見させて頂く事ができました。
こうして考えると、会社としての組織が構成されている事が当たりまえに思えたりもするこれまでの考え方を一変せざるを得ません。 全てを社長が実務までやるとはベンチャーでは良く言われる事ですが、逆に言うとプロ集団の中の、彼らをを円滑に機能させる為の組織の重要さっていうのは余り認識されて無いものだなあと。 日本の普通の企業組織の中でそうした役割を果たすことは、「なんで俺が?」とやらされモードで不満タラタラですが、実はそれが非常に高度な能力や経験を求められ、かつ構築できる貴重な機会なんだなあとも再認識。
こっちに丸投げする隣の上司よ、それをやってくれる我々に感謝せよ!