当ブログの初期にアプローチをさせていただき、いつも刺激をいただいているExperience Transportersの加藤康祐さんからローカル紙、といって良いのか?それはさておき “石巻VOICE 2.0”を謹呈いただきました。
ご本人のエントリはこちらから。
復興に向けてご尽力される中心的な役割をされている方々の飾ることのない言葉は「生きてゆくこと」に向けて進んでいくことという本質的な問いに対する回答のようにも思えます。
どのような状況であれ、人はそれを受け入れて生きてゆくしかない。
それを「対峙すべきもの」として捉えるのでなく、「環境」として受けいれて向き合いながら生きてゆくこと。
残念ながらRegainは被災地に対する取り組みを自身で行うことなく「応援」するのが精一杯だったのですが、逆に言えば現地の方々の活動により僕たち自身が現在の「環境」を受け入れた上で前に進んでゆく、という今の日本でしか共有しえないコミュニケーションがここにはあるんだと思います。
今年2月、現地で活動する友人を訪ねて石巻へ行きました。日和山という高台から、海へ向かって見下ろすとそこは一面の更地が広がっていて、山を下ると津波による破壊の痕跡が至るところで目に付きました。一方で、友人の案内で訪れた商店街の食堂では、現地の美味しい海の幸をいただきました。夜、復興バーという地元の人も集まる酒場で、1年ぶりに靴のお店をオープンできたというおじさまと、ウイスキーを飲みました。
震災から1年あまりが経ちました。僕の友人は石巻2.0というプロジェクトに携わっています。石巻を震災前の姿に戻そうとするだけでなく、現地で踏ん張って、新しい石巻を皆で作ろうとしています。
僕は石巻へ行って楽しかった。勿論、現地の人のお話もうかがい、今回の被害の大きさ、その爪痕の深刻さ、そこから新たに現地で生まれている悩ましい問題があることを知りました。しかしながら、そういうことにただただ神妙な面持ちで頷くだけではしょうがない気がしていて、現地ではこれからのために日々を生きる人がいて、その生き様たるやすごい。そうやって被災地の今を生きる人を知ることが、僕にはとても大事なことでしたし、そういうことを手触りを持って伝えてくれるのが『ISHINOMAKI 2.0 VOL.2 CULTURE』なんだと思います。
加藤さん、ありがとうございました。
そして、これまで以上のご活躍を期待しています。いつか一緒にお仕事やりましょう!
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