先の7/27(日)、浜松へひとっとびしてきました。
実は、前からじっくり見たかったドキュメンタリー「Maker」の上映会と、FABLAB浜松の説明会(結成会)が開催されると聞きつけ、どうしても足を延ばしたくなり。
「本場」アメリカにおけるMakerムーブメントの今を追いかけることに興味があったというよりも、日本でそれがどう興味を持たれているのか?についての関心の方がRegain的には高かったのですが、参加して本当によかったです。
Take Spaceの竹村さん。
メイカーズムーブメントの熱気感じられる素晴らしい結成会で、これから、ここからひとが「つながり」、「なにか」が生まれてゆく伊吹を感じました!
Documentary Film「Maker」ですが、こちらも見ごたえ十分。
およそMakersの「作品」は、オープンソースを前提としていて「模倣は当然」の世界なのですが、それ自体は課題でもなんでもなく、「コミュニティの形成」とそこから生まれる「カルチャー」が大事なのだ、というくだりは、Makers Movementが産業の萌芽というよりは文化の成立なのだ、という風に再認識できてこれが一番大きな収穫だったかなと。
作品中でも言われていましたが、アメリカにはかつて「ホットロッド文化」もあり、「DIYer(日曜大工愛好家)」「Tinkerer(機械いじり愛好家)」という「趣味の領域」に属するひとたちがいるわけですが、それと「Geek(ガジェット・ネット大好き)」やさらには「Nerd」が融合・共存をしているのが今のMakers Movementの一側面。
そうした「アメリカ的」文化が、フィルム中でも指摘されているMakers Movementの汎用性・拡張性の高いエコシステム(以下)で「しくみ」として回り始めた感を非常に強く受けました。
■ Makers Movementのエコシステム
- Education
- Prototyping
- Cloudfunding
- Manufacturing
(GeekとNERDの違いは ↓ がわかりやすい)
From: MastersInIt.org
こうしたマクロ的な視座の考え方は、いろんな人がいろんな意見がありそうですが、結局このムーブメントは「人」の内面が主体になっていて「やりたい」「つくりたい」をどう実現させるか=「なにを、つくるか」に尽きます。
富士山のふもと、素晴らしい活動が加速すること、楽しみにしながら静岡を後にさせていただきました。
いやー、楽しかった。
(以下、当日のフライヤー。「浜松ハック!」面白そうです・・)