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【レビュー】『できる人はなぜ、本屋で待ち合わせをするのか?』臼井由妃 著

レビュープラスさんから献本を頂き読了。

 

できる人はなぜ、本屋で待ち合わせをするのか? この「ひと工夫」が一流の人生を作る。

できる人はなぜ、本屋で待ち合わせをするのか? この「ひと工夫」が一流の人生を作る。

 

 ご存知の方も多いと思うのですが、著者の臼井由妃さんは「マネーの虎」でつとにご高名な方なのですが、テレビを基本的に見ないRegainにとってはそうしたメディア情報をインプットしない段階で読みました。

シンプルな行動原則:「ひと工夫をしていますか?」

本書を読了して想いを馳せたのは、書籍の内容よりもむしろ、3億円の借金とご主人の病気から現在に至るまでの経緯で、本当にトライアンドエラーをなさってこられたご苦労でした。

 

現在では様々な学位や資格をお持ちの臼井さんですが、「成功するには何をすれば良いのか」という貪欲な姿勢と、ためらいを持たず即実践する行動力。そのハイブリッドなエッセンスが、冒頭にある「ひと工夫」という言葉に凝縮されているような気がします。

実践しやすい、けれども継続することは難しい「工夫」がいっぱい

レビューをするにあたり、Amazonで他の方の批評を参照しましたが、「成功の秘訣」と高い評価もある一方、「詐欺まがい」と賛否両論なんですね。

Regain的には、読み手によってどちらとも取れる内容なんじゃないかなと思います。逆に言えば、臼井さんは経験則に基づいて飾ることなく平易な伝え方をされているため、最近の「ノウハウ盛りだくさん」な書籍を期待するとおそらく失望される方がいるんじゃないでしょうか。 その意味で、本著に記載されている内容は、「普通の」ビジネスパーソンであれば「当たり前」的に受け取れる内容も多いのでしょうが、ある程度ビジネス書籍を通じて「そのひと」を理解しようという姿勢がある読者であれば、本著に書かれている内容が相当に骨太な者であることは十分に理解できる筈と言えます。

特に響いたのは、こちら;

No.16 :重要なことは仕事中に決めない

「僕は、重要な決断は仕事中にしない」というものでした。

「えっ?決断しない?だったらいつするの?」

「朝だよ。決断には、朝が一番向いている」

 No.19 : 「が」と「も」 「で」と「が」を使い分ける

「中山さんは、文字がきれいですね」

「鈴木さんは、企画書が得意ですね」

「コーヒーでいいです」

「コーヒーがいいです」

No.36 :1分でできることをリスト化する

  • やる気を奮い立たせる言葉を声にする
  • 苦手な方の笑顔をイメージする
  • 姿勢を正す 

 これまで数多く読んだビジネス書や自己啓発本にも同様のことが書いてありましたが、本著を読み進める中では「強制感」を感じることなく臼井さんからのこうした「読者への提案」が腹落ちする、そんな全体感のある書籍です。

わかっちゃいるけどできていない、そうした「一工夫」。

今年は手帳の冒頭のページに記載して、読み返しながら1年を送ってみようと思います。