営業車の走行距離が20万キロを超えたRegainです。
これだけ走っていると、オフィス勤務の時代と比べて当然のように情報のインプットやアウトプットの方法が変わります。と言うか、一日おきに片道3時間以上の移動があると、変えざるを得ません。
一方、ネットで探してみても「営業マンの効率化」については歩けば棒にあたるくらいに見つかるのに、「営業車」「ドライバー」「運転」「効率化」「ルート営業」「隙間時間」のような複合キーワードで検索してみても、ほとんど参考になる情報がないんです。これにはちょっと驚きました。
営業車で長距離移動をするアメリカでも、実はその方法論というのはあまりトピックになっていない(もしくはRegainが探しきれていない)ようで、こちらもいま一つ。
いずれも得てして:
- 耳からの情報インプットの活用(オーディオブック、英語や資格学習、Podcast等、およびそれらの「口ずさみ」系)
- 停車中の行動履歴管理(日報や顧客情報整理)
に収束するような話になっております。これらは実際、欠かせないツールの活用事例だったり作業だったりするのでRegainも当然ながら実践していて、AudibleやFebeでオーディオブックを聞いてたり、Google Mapやカレンダーを連動させたルート戦略・管理を行ったりしてますが、どうも漫然としてしまいがちな傾向を感じています。
だって、オーディオブックとかは電話がかかってきたら途中で止める訳ですし、スピードラーニングは眠くなっちゃうし、停車中の行動履歴なんか数分で終わってしまう作業な訳で。ずっともやもやした状態が、「移動」状態なんですね。
移動中=運転・停止中=「半集中」の状態を徹底的に活用して習慣化できることは何か?と考えて行き着いたのは、すごく簡単な事でした。
移動時の音声入力の有効活用と、停車時のタスク処理。これです。
- オーディオブックを聞いている際に思い立った自分への課題。
- 電話会議をした後に発生した残タスク。
- 移動中の情報(地域情報・顧客情報・その他)で、後で調べたいと思ったこと。
- ブログネタ・トピック
おおむねこれらが車を走らせている際に必ず付いて回る「もやもや事項」で、最初はフセンを使ったり、スマホのメモへフリック入力したりしてたんですが、危険だし効率悪いしで、何かいい方法ないかと悩んでいました。「もやもや事項」はけっこう忘れやすく、運転中に思い立った事でも、パーキングエリアに入ったときには忘れていたり、電話が一本入ると記憶の彼方に行ってしまっていたのですが、この音声入力を使うようになってからは整理・処理が進むようになりました。
RegainはふつうにiPhoneの音声入力を使ってますが、他にもいろいろアプリがあるのでお試しあれ(上記のアプリは全部試しましたが、今ひとつRegainにはフィットしませんでした。iOSの音声認識自体、かなり優れものだと思ってます。)
で、思いついたタスクをどんどん音声でメモしてゆく。
最初は慣れなかったのですが、ハンズフリーのヘッドセットを使ってしゃべっていても誤認識はほどんどありません。Regainはこちらを使ってます。
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メモは基本的にEvernoteで取っていて、「移動中」ノートブックを作成しておき、その中にとにかくメモをどんどん放り込んでゆきます。それをパーキング中に見返して優先度をつけたり、その場で処理したり、、を繰り返しながら、また運転を再開する、を繰り返しています。最近良いなと思ったオーディオブックはこちら。
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嫌われる勇気―――自己啓発の源..
- 岸見一郎、古賀史健
- 定価:1620円
この書籍は文章で読んでいるとかなり平易(というか読み流してしまう)印象があったのですが、声優さんも素晴らしく、2〜3回聞き直してみても、途中で中断箇所があった場合でも余り気にならない構成になっているのでおすすめです。あと、通勤大学系も聞きやすいですね。特に戦略論とかマーケティング論みたいな内容は聞いていても集中力が持続できているように思います。
日本には400万以上の企業が存在している訳で、営業を車で行う事の多い方々はその倍以上は存在しているわけですが、みなさんはどうしているんでしょうかね・・? ユーザーセグメントとしてもかなり大きなカテゴリーとなる筈なので、ここを狙わない手は無いとも思うのですが。
同志よ、ぜひご意見をお寄せくださいませ!