シンボルツリーが倒れ、小規模ながら屋根が飛び、リビング照明がつなかなくなり風呂に入れなくなった我が家。
近隣の皆さんにおかれてもそれぞれの被害はあるのだろうと察しつつも「何で我が家はこんな被害に・・」と思わざるを得ない。
ここに来て、自然災害の被害を(軽くではあるが)被ったことで気づいた点があるので今後のためにも残しておこうと思う。
自分ではコントロールできない災厄への対応は、疾病や障がい受容の対応プロセスと似ている
第1段階: 病名告知による衝撃・ショック
第2段階: 防衛的退行(否認・逃避)
第3段階: 承認(怒り、抑うつ)
第4段階: 受容(新しい自己への親しみ)
・・被害にあったのは、おそらく他の家庭に比べたら非常に小さな規模だと思う。
それでも、「ああ、もうこれは交換ですね」とか、「ご自分での修理は無理ですね」や、「保険ききませんね」などと言われると(第一段階)、圧倒的に、全く、予期していなかった事態であるだけに一気に第二段階と第三段階が押し寄せる。
「うそだろ、少し手を加えれば・・」
「いや、我が家の状態が上手く伝え切れていないだけで・・」
「そもそも、貴方たちは被害にあってないじゃないか、くそう」
「ああ、もうやってられん」「酒飲んで寝よう」
・・・ぶっちゃけて言えば、そんなニュアンスだ。
※ ぼくの言語力のせいで、適切に伝え切れていない部分が多いことを予めお詫びします。
・・・・第4段階は来るのだろうか。
ガス機器は10年ごとに交換がベター
我が家では東京ガスの「ガス機器スペシャルサポート」に加入している。
このサービス、毎月500円を払えば、修理は上限3万円まで、交換は5万円までを東京ガスが無償サポートしてくれるというもの。
今回、台風の影響でノーリツ製 給湯器(のリレー基板)がダメになってしまったようだという故障診断を東京ガス関連の工務店さんが行ってくれた。見積もりとして約5万円が上がってきたので、持ち出し1.5万円で対応できるか、助かるな、と思っていたがどっこい。
リレー基板の在庫がなくなっており、修理不可能と。なんと!
※ 型番はGT-2428SARXでした。
電話とメールでもノーリツに確認したところ、「使用していた給湯器は2008年に製造終了、その後10年は部品供給を行うが後は対応一切不可」、とのこと。
既に世の中に出回っている製品がいつ製造中止になるのかなんて、普段から気にしていられない。うわー。
これは、、基本的には設置後10年間は無償で修理対応できるサービスに必ず入っておくべしと強く認識。誰も何も教えてくれない。
それと、ガス機器スペシャルサポート、コンセプトは良いのだが、新品への交換見積もりがバカ高い。市場の約2倍の価格になるので、このサービス自体は都市部など「自然災害が基本的に少ない地域」で、「交換ではなく修理メイン」を想定して加入検討をしたうがよいのかもしれない。
鎌倉の風呂協会のありがたみ
一部地域では停電が続き、生活を送るのに困窮する住民が発生した鎌倉。
風呂難民になったのでしょうがなく近所の銭湯を探し、行くことにしたのだが番台のお姉さま(妙齢)が・・「あんたアレ、停電とかでお風呂に入れない人でしょ?ここに住所と名前を書いてくれたらタダにしてあげるよ」と。なんと有り難い!
しかもこのお取り組み、協会加盟の4銭湯で実施されている。素晴らしい。
毎日夫婦で約1000円の出費と、「いつ復旧・直るんだろう」と言う徒労感・無力感に対して、お姉さまの笑顔がこの上なくまぶしかったのは蛍光灯の光のせいだけではないだろう。ビバ、鎌倉市公衆浴場業生活衛生同業組合!
このカテゴリーへのエントリ、全てが落ち着くまでは当分続きそうです。