長谷にある 「鎌倉文学館」で開催中の『バラまつり』 行ってきました。今年は5月15日(土)~5月30日(日)まで。 先週、文学館の方に伺ったところ「今週が見どころ」と教えて頂いたので、晴天に感謝!
たい焼き「なみへい」の交差点を、山の見える方向へ進んで行くと文学館。
招鶴洞のひんやりとした空気と、新緑を楽しみながら進みます。この洞、源頼朝が鶴を放った故事に因んでその名が付いているそうですが、鎌倉観光の一つの見どころにしても良いのでは?と思えるくらいに静謐な雰囲気が魅力的な場所。
この洋館、加賀百万石で有名な旧前田侯爵家の別邸として建てられ、戦後はデンマーク公使が別荘に借用。昭和39年からは故佐藤栄作元首相が週末別邸として使用した後 昭和58年に建物が鎌倉市に寄贈され、改築後 昭和60年より鎌倉文学館として一般公開。
天気の良い日には、ここで小ピクニック気分を味わう事ができます。
で、バラ園ですが、大きさは約600㎡近くもあり非常に壮観! アメリカ・オランダなど世界7カ国から輸入された外来種のバラは勿論ですが、「鎌倉」「静の舞」「流鏑馬」「星月夜」といった鎌倉にちなんだ名前のついたバラなど、181種215株も訪問者を魅了してくれます。 こんなに沢山のバラ、一度に見られる機会はなかなか貴重です!
古都鎌倉、と言われますが 別荘地としてその役割を果たしていた際は、このくらい大きなサイズの洋館が、その館主をやさしく癒していたんだなあと想いを馳せる一日です。 風致地区指定があるとは言え 分譲住宅が隙間なく建っている現在の鎌倉から、タイムスリップさせられる気分も味わえますよ。