工場への出張前にふと手に取り、往復で読了。指南本というよりは、「男は閾(しきい)を跨げば七人の敵がある」という格言に基づく7本のエッセイまとめ、という印象が強い本です。いわく、
「誰を味方にしようなどというから、間違うのだ。みンな、敵がいい。敵がないと、事ができぬ」
(『新訂 海舟座談』より)~本書より抜粋~
をコアに、七人の敵を、「上司、部下、同僚、妻、女、子、親」と想定して、「男たるものの処世術」を示してくれています。 確かに、「強くありたい」という願望は、男子の本懐でしょうが、「独りよがりではない強さ」を実現するには、組織・社会の中ではガマンの時期を経て、ようやく少しずつ実を結ぶものだと思っています。
その意味では、これまでガマンする事が多かった私には、「これから40代を迎える事前参考本」、という趣が強く。 ワークライフバランスや、キャリアプラン研修を補足する内容として、面白いかな。30代で、「これから先を見据えるために乱読したい」向きの方には、オススメです。うーん、ブログの表題間違えたかな。
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