GWも一段落した所で、今日は小話をひとつ。 このブログを始めてから、複数の方からRegainは起業しているのか?(しないのか?)という質問を頂きましたので一つのご回答になればと思います。
Regainは新卒で入った総合商社時代から今の家電メーカーまで一環して、海外営業と新規プロジェクト案件の立ち上げをやってきました。 商社時代は化学品、現在はハイテク家電と、カテゴリーは違いますが基本的には、
① 日本企業の海外市場開拓
② 現地販路の整備・経営
③ 海外での生産委託先 提携
に関連した、各種立ち上げ・買収・アライアンスなど諸々と言えるでしょうか。 こうした仕事をやり続けていると、ビジネススクールでの起業論以上に「起業に関する必要ポイント」が見えてくるため、「自分は起業するべきではないのか?」とこれまでに何度か考えたことがあり、いくつか構想した事がありました。 98年ごろアメリカにいた際には中国ISPの事業計画を、04年頃には日本での保育所ビジネスプランを組み立てていたのですが、どうも「起業」する為のもう一歩が踏み出せずに不発で終わっています。
なぜなのか、をこれまでずっと考えてはいます。資金?勇気?Regain思うに、どうやらそういうものではないようです。 ビジネスインキュベーションと起業は、「決まったものをやり遂げる事」と、「領域を決めて、やる事」という意味で天と地ほどに違います。 起業家というのは、起業に至る経緯は様々でしょうが、「領域を決めて、自分で、やる」部分へのフォーカスが無い限り起業家として成功しないんだろうな、と改めて痛感しています。 「立上げ屋」としての仕事も早や10年を超えて、ある程度の応用問題をこなすようになればなる程、それはコンサルティングと近い領域の仕事であって、起業とは異なるものだな、と。
だからと言って起業への憧れが消える訳ではなく、自分の欠点を克服したい的に、むしろ欲求は強まるのですが、起業がそんな簡単にできないのは自分が一番よく分かります。 会社で立上げ屋として仕事をする中では、仕事での成果を無視できないのは言うまでもなく。。 よく「起業家マインド」を持って、みたいな事がよく言われますが、ウォーレン・ベニスの「リーダーとマネージャーの違い」を胸に、Regainは自分なりの計画を実行することにしたいと思っています。
1、マネージャーは「管理」し、リーダーは「革新」する。
2、マネージャーは前例の「模倣」で、リーダーは常に自らが「オリジナル」である。
3、マネージャーは「維持」し、リーダーは「発展」させる。
4、マネージャーは「秩序に準拠」し、リーダーは「秩序を創り出す」。
5、マネージャーは「短期的視点」を持ち、リーダーは「長期的な見通しを持つ」。
6、マネージャーは「いつ、どのように」を、リーダーは「何を、なぜを」問う。
7、マネージャーは「損得」に、リーダーは「可能性」に目を向ける。
8、マネージャーは現状を「受け入れ」、リーダーは現状に「挑戦」する。
9、マネージャーは「規則や常識通り」に行動し、リーダーは最善の結果の為なら、「規則を破ることも辞さない」。
10、マネージャーは「能吏」であり、リーダーは「高潔な人格」が求められる。
高潔な人格は、信頼の基礎。中身は「自己認識・誠実・成熟」。
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