8月も終わりに近づき、ようやく読了の1冊。
今を生きるぼくらは、「選べる」自由がある。
生き残る為の天才的な戦闘機乗りとして技量を持ちながら、そして「生きたい」と願いながらも、最後には若者の未来に希望を託す決断。それはいかほどの重みだったのだろうか。
ぼくはその境地に立つ事は、おそらくないだろうけれど。
だからこそ、彼らがぼくらに託したであろうこの世界を、日本を、そして家族を、大切にすることの重みを、あらためて噛みしめたい。
安易な選択に流されるのでなしに、本質は何かを常に悩み、考え、その中から必死に握りしめるようにしてでもいいと思う。 生きる事の重みをこれほどまでに感じない現代だからこそ、生きる事の重みを探りながら、身近な人々を心から幸せにできるような、そんな生き方をしてみたい。
何を持ってそんな生き方ができるのか、の答えを見つける時期に来ているなあと思わせられる一冊。
読み返す年齢によって受け取る内容が異なるだろうこの本。 毎年8月に読み直し、自分の軸を立て直すことにしよう。
百田 尚樹
太田出版
売り上げランキング: 3278
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おすすめ度の平均:
読みやすくそして考えさせられる 日本はまだ日中戦争、太平洋戦争の反省ができていない。
宮部久蔵のようになりたい。
「戦争を扱った小説」なら
不謹慎な言い方をして申し訳ないのですが、おもしろいです。かなりおすすめです。