久しぶりの台湾 桃園空港からの帰国フライトでした。 時間に多少余裕があったのでイミグレ通過後に歩き回っていて、パッと目に入ってきたのがこちら。
Taiwan Excellenceって何だっけ?
Made in Taiwan製品のブランド価値向上の為に、Ministory of Economic affairs(台湾経済部)主導で1998年から始められた振興政策で、その栄誉ある賞を授かることは国際マーケットでの功績を讃えられるという意味で、非常に大きな意味がある “Taiwan Excellence”。(説明資料より)
まさか、空港内に展示していたとは全く持って知りませんでした。 いい訴求方法ですねえ。
受賞する製品は、ネットブックをして有名足らしめたPC系製品だけでなく、、(知っている人には余りにも有名な)MERIDA, GIANTなどの自転車とか、はたまた全く知られていないであろう生産設備や特殊部品と言ったインダストリー向けなどがそれらの対象になっています(Regain的にはよく知っているが)。 展示としてはデザイン重視の、PC・周辺機器と自転車がメインの小さいながらも良くできたブースでした。
<以下、展示より>
いやあ、この弾け具合&微妙さが台湾かーー!と思いながら視線を移すと自転車が。
実は台湾を代表する、自転車プロダクツ群。 デザイン的にも素晴らしい!
いいねえ、自転車欲しくなるよねぇ、と独りごちながら、ブースを去れば去ったで予想以上のデコレーションが。思わぬどんでん返し。
『キティちゃん』デザインコンセプトのオムツ替え場所。 電話も 『キティちゃん』
どーーして、いつも、台湾ではキティちゃん。。。
はたまたPOPな空港トイレ(↓)。 以前ご紹介したインドのそれと比べると、興味深いです。
思うに、こうしたデザイン・ブランディングへの強い志向と、日本の影響をうけたであろうポップカルチャー的な色彩を強く、ストレートに打ち出す表現が、今の台湾の「気分」なんだろうなあと。
逆に言うと、コモディティ化が進む民生用製品に対しては、デザイン性で今後 台湾メーカーがエッジの効いた製品をこれでもか!と出してくる可能性の強さを感じた瞬間でもありました。 羽田に着いて、その「近代的(死語)かつシンプルモダン」な設備とデザインを横目でにらみながら、「意外性が無いんだよねえ」と呟いた”ちょっと比較文化論”みたいなものに想いを馳せた帰国日でした。