巷ではGMATとTOEFLの対策は異なると言います。
実際、受験までのスケジューリングを考えると個別に対策を立てることは非常に重要だと私も、自分自身の経験を振り返って痛感しますので異論はありません。
いえ、むしろ、「あの時もう少しGMATに時間を割いていれば。。」と未だにほろ苦く思うこともしばしばです。
それでも尚、共通の骨格は存在しています。それが、「単語」「読解」「速読」です。
当たり前のように思われるかもしれませんが、この3点を能力として改善してゆくのは、多忙な社会人としては非常に厳しいです。
毎晩 夜半まで残業し、眠い目をこすりながら、問題集に向かう、というステージの前にこれらの対策を終えておかなければ、その後のスコアアップが期待できません。これは、私自身の経験からも言えることで、この3点に力を入れたほうがGMATに関しては、問題をを解くよりも精神的にも、記憶的にも安定した状態が確保できる事をお約束します。
私の場合は、王道とも言える方法をひたすら愚直に、毎日実践しました。

【CD3枚付】TOEFLテスト英単語3800 4訂版 (TOEFL(R)大戦略)
- 作者: 神部孝
- 出版社/メーカー: 旺文社
- 発売日: 2014/02/25
- メディア: 単行本
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単語はこれ一本に絞りました。単語のレベルは高いのですが、とにかく覚えるモチベーションを上げるのに苦労するので、自分でエクセルに打ち込んで難易度別に風呂場・トイレに貼り付け。
通勤中はiPodでひたすら2倍速の音声を繰り返す。もう、趣味としか言えませんでしたが、1st roundを狙っていた私としては10月~5月までひたすら、繰り返していました。
また、英語経験が長い方でも、TOEFLのスピーキングセクションやGMATのRCは相当苦労する内容だと思いますが、内容理解の為の「手書きメモ」を以下に早く取るかが勝負の決め手でした。
- 自分の理解を、整理すること。
- それを猛スピードで紙に落とし込むこと。
通常の業務ではなかなか無い訓練の為 イメージトレーニング+実践でひたすら繰り返します。
役に立ったのが、こちらのe-Bookでした。
「大学留学を成功させる英文レポート作成のコツ」&「レクチャーリスニングとノートテイキングのコツ」セット
iBTの点が110を超えず、藁をもすがる思いで4月頃に購入しましたが、実践から来るケーススタディと内容は、非常に説得力がありました。逆に、この本で理解した内容は、仕事へのフィードバックが可能で「内容をかいつまんでメモを取る」能力が劇的に上がったような気がしています。
最後に、速読、ですが、ひたすら①IHT (International Helard Tribune)の社説を通勤往路②Scientific Americanを帰路の電車で、時間を計って読みました。
一駅間隔で1記事(コラムもの)その中で、何を理解したのか、を記憶に留める事を最初は非常に苦労しましたが、これも単語と同じで、続けていると3ヶ月程で自分の脳が整理されてくるのが感じられるかと思います。
これまで方法論を書いてきましたが、一番 難しいのは、一日たりともこれらを欠かさない事だと思います。
自分は修行僧だ、と言い聞かせながら続けるしかないのですが、接待があったり、出張があったりと不規則な場合でも歯を食いしばって続けることです。
今、私は自分のメモとして、そして来年受験を想定している方の為の参考材料になれば、と思って書いているのですが、この時期はまだ余裕があると思いがちです。何にでも共通する事かもしれませんが、年間計画表を立てながら、それを月次・週次・日次まで落とし込んで少しずつでもご自分の立てた計画を実現する事で、その後の自身にも繋がると思います。
頑張って下さい!