こちらや、こちらで何度か書かせてもらっている、商社時代の悪友I(アイ)氏。 女性にも超やり手ですが、ビジネスもやり手の彼がついに海外へ駐在する事になりました。 絶対イタリアあたりだよ、と想いを語り合った10数年前が懐かしいのですがフタを開けてみれば、なんとベトナム。
ベトナム、どういう印象がありますか皆さん?
Regainがよく行っていたのは15年ほど前の時期で、90年代の通貨危機まっただ中の頃でした。 ベトナムは特殊な場所で、フランスの植民地だった影響が強く、アジアの中でフランスを感じられる面白い場所です。当時は、道路の標識がベトナム語・フランス語だった点にまず驚かされたり、それを裏打ちするかのように仏系企業の進出が目覚ましかったご時世ので、本当に「アジアのフランス」みたいな印象だったのですが、同氏の話を聞くと、更に発展したみたいですね。 もっとも、この国は大の中国嫌いで基本的に石油を担保に外貨を獲得し、それで内需拡大とノックダウン系の生産工場を得意とする、これまた産業的にも面白い構造を持っていたりします。 また、他のアジア諸国と比べて中華系よりも韓国系の進出が目覚ましいのも特徴の一つ。
もうひとつ思ったのは、東京ではDeputy Managerレベルの我々世代ですが、気がつけば海外に出るときはついに社長の看板を背負う世代になったんだな、という点。これはメーカー・商社関係なくなのですが、今、僕らはきっと一番脂の乗った時期なんだろうねえと改めて痛感させられました。