一年に4回自分のレビューを行う機会がある、と言われたのは松田公太さん。
Regainもこれまで会計年度の9月・3月末と、カレンダー年の6月・12月末には自分の実績をキャリアの面と、それを含む人生的な面で振り返りながらここ5年ほど過ごしてきました。
ブログを始めたのが2年8カ月前ですが、その時からはプロフィールにも有ります通り誕生月の1月にその内容を総括し、公開できるレベルに「自己宣言」する事でその実現を狙うことにしていました。
ところが今年は1月にインフルエンザ、2月に生産トラブルが、そして3月には出張中に震災が、と言った形で思ったように時間を割くことができず4月を迎えることに。
この3ヵ月に起きた事は結果として全て自分の価値観を大きく変えるもので、ある意味では天啓だったのかもとも思わずには居られません。 個人として、職業人として、日本人としてのそれぞれの考え方を様々な観点で揺さぶられた90日になりました。 このままなし崩しに次の年に向かう事もオプションとしてはありえますが、むしろ考え直しておくべきかと思いここにVer 3.70へのアップデートを記します。
- 個人領域: 鎌倉という場所で、様々なイベントやお店を通じて生活を送る中で、貴重な友人を持つことができたのは2010年の大きな目標でもあり、成果でもありました。 今年はさらに踏み込んで、そうした友人としてお付き合いさせて頂いている方々とのコラボレーションによる、社会的なアウトプットを一つで良いので実現させます。
- 職業人領域: プロジェクトリーダー・企画・ビジネス推進という複数統合の経験を生かしながら組織をけん引する中核としての「経営者人材」となる事を目標に昨年を過ごしました。 「経営者人材」と肩肘をはることよりも、そしてスキルを誇示することよりも、組織の中で何が問題で、それをチームで解決してゆくための「問題解決プロフェッショナル」として貢献する事の方が多かったと言うのが自分のレビューです。 経営者人材というのは経営者とイコールではなく、結局トップマネジメントの視点を持ちながら自分のポジションで上下組織に対して組織の横串をたばねながら事業を進められる人材であるとするならば、今年はビジネススキームを大きく変える事でビジネス全体に貢献できるような提案型プロフェッショナルとしての経営者人材を目指したいと思います。
- 日本人領域: これまで親交を深めている海外の友人、それは日本人あってもなくても構わないのですが、Regainが日本に居る事で彼らに対して貢献できる事は何かを考え続け、「これだ!」という解を見出すことが残念ながらできなかった1年と言えるかと思います。 特に、3月の震災で起業案件への資金融資が途絶え、加えて日本自体が停滞スパイラルに入ったかのような長期的様相が、Reganにとってこれからどう活動してゆくべきかを従来の延長線上では全く考えられなくなった最大の要因かと思います。 2011年はそうした友人との会話を増やし、深める過程の中で、40歳までに目指す「日本発・世界へ」の挑戦の為の足がかりを必ず一つ見つけ、取り組む事にします。
個人・職業人・日本人、どの領域を取ってみても、「迷いながら走る」と言うよりは「迷うなら行動するべき」年がRegainにとっての2011年。 来年どのようなレビューになるのか、我がことながら楽しみです。