鎌倉ライフリッチ研究所 Ver 3.70 | 人生を、豊かに生きよう。

ようこそいらっしゃいました。スローライフの聖地鎌倉へ移住して7年。グローバルビジネスやM&AどっぷりだったR40が一念発起。 ベンチャーでの仕事を通じた日々のビジネス視点だったり、観光に役立つ鎌倉の美味しいグルメ情報やイベント紹介をしてまーす。プロフィールはこちら(http://profile.hatena.ne.jp/hase263lich/)から。

さあて。決意表明。

 

 

師走に入る季節のチョイ手前な訳ですが。

 

この度、現職を辞することにしました。

 

プロフィールにもあります通り、社会人になってから約15年。主に海外畑を中心に会社設立・営業・マーケティング、商品企画、ビジネス推進、サプライヤーコントロール、事業企画、、と言ったかなり広範囲にわたる職域を経験する過程の中でずっと考えていたのが、僕には何ができるのか、そして何がやりたいのか、何を極めたいのか、という事でした。

 

Broadな領域を、密度濃く経験する中で感じたのは、それぞれの職域における業務の面白さはもちろんのこと、それに伴う奥深さと難しさでしたが、逆にこうした全方位的な領域をカバーし、一つの製品ではなく今後の日本の企業が成長する為のお手伝いをする仕事ができないか、それがやりたいことではないのか、と思うに至りました。

 

決めたのはお盆前。結構前なので、現在の会社の方々には当然お知らせさせて頂いている訳ですが、「会社辞めます」というと、転職するの?とか、起業するの?と良く聞かれる訳です。 ただし僕の中では「転職したいから」とか「起業したいから」とか、そう言った言葉の範疇から会社を辞めようと考えたと言うよりも、「やりたそうな事の方向性」みたいなものが見えてきて、それはもしかすると今の会社では出来ないかもしれない、という事が年を重ねるにつれて少しずつ判ってきたからという方が判りやすいと思うんです、と度々ご説明をさせて頂いてきました。 もう少し率直な表現をすれば、このままマネージャーになり、いわゆる家電メーカーのある部署の統括職(或いは更に上位)としてマネジメントを行う自分の姿が だんだん想像できなくなってきた、とでも言えるでしょうか。

 

もちろん、今の仕事そのものはこれまで当ブログでも数限りなく書いている通り、日本を相対化する視野を持ちながら、経済を支える代表的な家電メーカーに身を置く事で、グローバルな製造環境をどうやって構築するか、だったり、コストを下げる為のしくみや交渉を行うか」だったりとエキサイティングであると同時に、休暇などで大変恵まれた環境を提供してくれる素晴らしい場所であることは間違いないです。 40歳を目前にこうした悩みを抱くのは別に珍しいことではないかもしれませんが、このタイミングを逃してしまうと現職を通じて求められる責任もこれまでとは比べ物に無いくらいに大きくなってしまう。そうなってからウジウジ何かを悔やむよりは、不確かかもしれないが、見えてきた方向にチャレンジして、失敗した場合でも得られる成果は大きいだろうという判断を取りました。(方向が定まらない中でチャレンジするのは確実に失敗すると思うのです)

 

そうした判断の直接的にも間接的にも後押しをしてくれたのは、家族や両親は勿論のこと、日本・海外を問わず新旧深く交流させて頂いている友人・先輩だったり、鎌倉投信を通じて知り合った素晴らしい理念をお持ちの方々だったり、IVSでご面識を頂いた方々だったり、するのですが、何と言うかブログを始めて得られた自分自身の広がりと、既に可能性を見据えてチャレンジしている方々の前を走る姿だったり、そしてこの場所でライフリッチに生き生きと生活を送られている方々の笑顔だったり、そうしたPlanned Happenstanceの総体が今回の退職につながっているように感じています。

 

更に言えば、当ブログのテーマでもある「人生を豊かに生きる」というのは、お金が沢山あったり、時間が沢山あったり、という「余裕のある環境」を必ずしも意味しないのかなあと。むしろ、与えられた時間をどう有意義に使うか、それを考え続けながら生きてゆくことこそが、豊かに生きている証なんではないかと最近よく考えます。その意味では、これまでの自分の半生を振り返るとライフリッチな時間を過ごしてきた瞬間もあれば、そうでない瞬間もありました。 ここからは、人生の折り返し後半スタートラインに立つものとして、手探りの挑戦者として、そして人生を楽しむものとして、新しい環境に自分を置いてみたいと思います。

 

という事で、退職は10月末。

 

その後は、某コンサルティングファームでクロスボーダーのM&Aに関わる組織設計や各種オペレーション構築などのお手伝いと実行支援に関わる仕事に従事します。

 

コンサルという職種は、ゆとりをもった人生から考えると真逆の方向に当たります。これまでのような時間の過ごし方はできないかもしれない点については相当の懸念もありますが、体力的に(まだ)元気なうちにインプットとストレッチができる環境に身を置いて、自分のアウトプットの質を上げた上で、職業人としてのラストスパート時期に向けて準備をしてゆきたいと思います。

 

。。あ。

 

当ブログはこれまで通りコンセプトを変えることなく継続します。

 

今後ともご支援のほどをー!

 

Regain