土日は掃除や何やらで、Blogをお休みしてましたRegainです。
主に本棚の掃除に没頭しすぎて、少々お疲れ気味なのですがこの1冊、整理していて思わず読み直し。改めて参考になることが多いなと思いご紹介です。
なぜおススメなのか
否定的信念を洗い出そう。それを壊せば自分の限界を広げてくれる。
事実なんてない。あるのは認識だけだ。
この本を手に取った(購入した)2008年の終わりごろ、Regainは家電メーカーの新規事業推進室で仕事をしてました。海外駐在から帰国したばっかりのRegainでしたが、新しい製品を企画・立ち上げして、販売会社と連携しながらマーケティング施策と売上効果までフォローする、いわば「ミニ事業部」みたいな部署です。 ハタから見ると、ちょっとカッコいい感じかもしれません。
ただし・・Regainの上司が今で言う「パワハラ上司」だったんですね。
女性で仕事がデキル系。以前からご面識はあったものの、いざ一緒に仕事してみると、そのパワハラぶりがとんでもないというか、「女性ならではの感情の起伏」と「新規事業のプレッシャー」と「実務はお任せ」の三位一体が渾然となって、Regainともう1名のスタッフは、毎日終電で涙を流しながら、それでも「チャレンジ!!」と叫びながら日々中国・台湾のベンダーさんや社内の関係部署と仕事をしてました。
メンタル的にはそれなりに図太い筈のRegainですが、正直、「このひとと、この仕事、してていいんだろうか?」「こんな生き方していていいのか?」と思い悩みながら事業責任の半分を背負いながら重苦しい雰囲気だった時に手に取った一冊でした。
どの辺りをおススメするか
今考えると「劣悪な環境で仕事をする」という状況を、自分で思い詰めたがゆえに偶像化してしまっていたこともあるかと思いますが、「もうやだこんな仕事」「こんな人生」みたいに相当行き詰まっていました。その際に、本書のほぼ全てが自分の中でスンナリと「腹落ち」したんですね。
著者は行動科学で博士号を取得し、米国で訴訟コンサルタントで実績を上げ、多数の人生戦略を構築してきた経験と実績が語る方法論になっています。「挫折からの立ち直り」を10の法則を具体的なエピソードを交えて説明してくれているので、非常にわかりやすく、説得力のある内容です。
法則だけでも列記させていただくと;
人生の法則1 「ものがわかっているか、いないか」
人生の法則2 人生の責任は自分にある「あなたの人生体験を作るのは、あなた自身である」
人生の法則3 「人はうまくいくことをする」
人生の法則4 「自分が認めていないことは変えられない」
人生の法則5 「人生は行動に報いる」
人生の法則6 「事実なんてない。あるのは認識だけ」
人生の法則7 「人生は管理するもの。癒すものではない」
人生の法則8 「私たちは自分の扱い方を人に教えている」
人生の法則9 「許しには力がある」
人生の法則10 「自分が求めているものを明確に知る」
概略紹介だけでもこんなに長くなってしまいますが、改めて読み返しても本当に充実した一冊です。自分の弱点を克服したいとか、いろんな苦悩を持っている方に多いに力になってくれると思います。
一番おススメの言葉
当時、人との関係性で苦悩していたRegainが一番「救われた」のは、この言葉でした。
あなたは、自分とを絆の中に私を閉じ込めることはできない。私そのものの一部になり、毎日私の考えや感情、行動の一部になることはできない。
私は、憎しみや怒り、憤りを通して、あなたと絆を結ぶつもりはない。恐怖を通してあなたと絆を結ぶつもりもない。
あなたの暗い世界に私を引きずり込ませるわけにはいかない。あなたを許すことで、私はあなたではなく、自分を解放しているのだ。
あなたは毎日、自分だけで生きなければならない。あなたは心の闇とともに生きなければならない。でも私は違うし、これからもそうはならない。
結局、感情というものは外部環境で左右され、自分の内面に澱のように蓄積されるものであるからこそ、それをリフレッシュさせるための強い自分みたいなものが必要なんでしょうね。
いや、改めて読み直して良かった。
- 作者: フィリップ・マグロー,勝間和代
- 出版社/メーカー: きこ書房
- 発売日: 2008/09/27
- メディア: 単行本
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