鎌倉ライフリッチ研究所 Ver 3.70 | 人生を、豊かに生きよう。

ようこそいらっしゃいました。スローライフの聖地鎌倉へ移住して7年。グローバルビジネスやM&AどっぷりだったR40が一念発起。 ベンチャーでの仕事を通じた日々のビジネス視点だったり、観光に役立つ鎌倉の美味しいグルメ情報やイベント紹介をしてまーす。プロフィールはこちら(http://profile.hatena.ne.jp/hase263lich/)から。

プロジェクト経験とコンサル技法

 

週末になり無事に鎌倉に戻ってきています。

この1週間はどちらかといえば成果物を作る作業というよりも、クライアントをリードするプロセスにどっぷりと従事する内容になりました。 どの組織でも当てはまると思いますが、業務量が増えてくるとお互いに「お見合い」状態になってすすめるべきタスクに気がついているものの口に出してそれを指摘しなくなったりといった「見てみぬふり」状態になるようなケースが発生することが頻発してきます。 いわゆるプロジェクトマネジメントの要諦でもあるのですが、そういった状況をどうリードしてゆくかに心血を注ぐのもコンサルに求められる要件のひとつ。

あまり押し付けがましくなく、できるだけクライアントに考えてもらうように。ただし、クライアントのペースではなく、プロジェクトのゴールから見てなぜ、いまそれが必要かを認識してもらった上でクライアントに「やらなきゃ」と認識してもらった上で(→ここ重要)具体的な行動まで落とし込む。 耳の痛いことを小姑のようにネチネチ言う手法はそうそう何度も使えるものではなく、すぐに限界に達してしまいますので「動機付け」が非常に大切になるこの作業。

こういったときに前職の経験は多少なりとも使えます。 さまざまな会議体の中で「引っ張っていかなきゃ動いてくれない」方々にどう接しながら物事を進めるかについては過去、かなりの場数を踏めた経験は、コンサルになった今でも十分に使える資産だなあと。

人にはその局面・時宜に応じて得意・不得意があってRegainはコンサル単体としての完成度が低いわけですが、少なくともクライアントリードのような「引っ張りスキル」については年齢と経験の蓄積で自信を持ちながら成果を出すための能力として捉えてもよさそうだなあと。

ま、前述のように相変わらずコンサル単体としてのスキルは全体的にビハインドなのでこの週末もひたすらキャッチアップのために読書と仕事にいそしむわけですが、こうして時間の経過とともに、自分が居る環境のなかで「何ができて、何ができないのか」が見えてくるのは大きな気づきのひとつでもあります。 

時間は有限。どう最大活用するか考えながら、充電要素もいれつつこの週末を過ごすことにしたいと思います。