チームの「やる気スイッチ」を入れる5つの方法 自ら動き出す自立型スタッフの育て方 (角川フォレスタ)
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徳永 拓真
KADOKAWA/角川学芸出版
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またまたR+(レビュープラス)さまより献本をいただき読了。
コンサル時代に、チームファシリテーションについては結構勉強したものの、そうした「通り一遍」的なアプローチとはかなり違った切り口で「スイッチ」を入れてゆく手法が書いてあり、かなり実践的な内容と言えます。
特に印象深かった点は;
- メンバーのやる気は「収入」レベルによって左右される
- そもそもメンバーに、最初から「やる気」を期待してはいけない
- 「お金まわり」の自己分析を通じて、仕事へ向き合う姿勢を変えていってもらう
という点でした。
このあたりについて、著者の徳永さんは美容室、訪問介護ステーション、中古車事業所と言った、想像するだけでも離職率の高そうな事業の経営をなさっておられ、泥臭ーーく現場でのモチベーション改善を実施してこられたんだなと、ご苦労がしのばれる一冊でもありました。
職場で仲良くなった人なんかとは、仕事ができる人かどうかにかかわらず「個人」としてその人を認める方向に行ってしまいがちですが、やはりそこは、「メンバー」として、個人とは切り離して考える・接する部分が非常に重要なんだとRegain自身は痛感することしきりの良書です。