日経に余りにも大きく報じられ過ぎな気がするのはRegainだけでしょうか。確かにBig Name同士が、家電のプラットフォームであるテレビを基軸に「リビングを変える」提携を行う事は間違いないですが、これで日本経済が大きく好転するような材料になるのかしら、と思ってみたりもします。
楽観的に考えれば、提携自体は様々な制約を取り払います。 情報検索の制約、情報共有の制約、情報保管の制約。それらが新規ビジネスチャンスの創出に貢献する事は間違いないです。そして、それをソニーという日本を代表するエレクトロニクス&エンタテインメント企業が率先した意味は大きい。
他方、同じ業界の人間として思うのは。。。ハードとソフトの融合を唄いつづけていたソニー。ディスプレイのサイズは違えど、やってる事は限りなくGoogleを実用上のユーザープラットフォームに据えているiPadとなんら変わらない事にならないか、という点。 ユーザーインターフェースやリモコンの意味など、業界内でオープンに再定義した上で「ソニーならでは」の基軸を盛り込まない限り、「ソニーは箱だけ作って、結局コンテンツは作りきれなかったのね」と冷笑を浴びる事になるんじゃないかと。
単なる提携以上の意味があるのは間違いないですが、提携して「こんなコトできるようになります」というのは小出しにするんでしょうかね。。エンドユーザーは、一番そこを期待している筈なのですが。
がんばれソニー!