「意見でなく助言を求めること。得た助言を人にも伝えること。」
「逆境にあるときに、大きな決断をしないこと。」
「自分の目標を既に達成したかのように振舞うこと。」
きこ書房
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帯に渡邉美樹さんの写真がどーんと。 いささか食傷感が否めないまま手にしたのですがなかなかどうして。現代版ナポレオン・ヒル物語というコンセプトで書かれたものだそうで、あの「思考は現実化する」の執筆開始100年を期して新しく企画されたもののようです。 ストーリーとしてはハリウッド成功物語的な、冒頭では落ちぶれた主人公が本当の「ヤリタイコト」をメンターとの出会いを通して気づき、成長してゆく内容となっていますが物事の捉え方、考え方の「型」を提供してくれる哲学書でもあると思います。
Regain自身は読んでなるほどとかなり参考になりましたが、実はこういった「自己実現系」の書籍はあまり人には薦めるべきじゃないんじゃないかと思ってたりもします。 というのも、特に何事も成してない人が読んだところで、それで多少の元気はつくのかも知れませんが、結局何事も成さないまま終わって、「なんだ良いって言ったのに嘘じゃないか」で終わってしまうと思うし、逆説的ですが「じゃ、お前は何をやってきたんだ」という事にもなる訳で、軽々しくオススメすべきじゃない、と考える訳です。
ただ、あえてオススメ本とする理由は。
ある程度いろんなことをやってきて実績を積んでいると思う人ならば、読み進めるうちに気づきを得る言葉に沢山出会えるんじゃないかと思います。Regain的には上記した3センテンスは大きなフックポイントになりました。 次のステップに向け、チャージをする際には大変に役立つ良書だと言えるかもしれません。