敷地内別棟のレストランARCANAMでいただきます。 時間はわりと自由。(チェックイン時に大体の時間と嫌いな食材だけ伝えます。) 席は最初から決まってました。
カウンターでなく、到着時にウェイトしたボックステーブル席だったのですが、プライバシー度が高く、それはそれで。
コースはスタンダードなコース「伊豆の大地」と、アップグレードした「神秘」があります。 今回は神秘の方をば。
『自然豊かな伊豆の食材だけがもつ「大地の恵みと海の幸」を感じる極上のフランス料理』と銘打たれたメニュー、どんなものか始まる前から楽しみになっているRegain夫婦でした。。
まずはシャンパンを。。Andre Clouet Siver Brut。 うう、うまい。 お魚系・野菜系には 2008 Saint-Joseph “Lyseras” を、そしてお肉には2005 Ch.Vieux Pourret Saint-Emillion Grand Cru をお願いしました。 リストにあるワインはどれもハイレベルなものばかりで、同時にお値段もかなりイってしまうのでバランスを考えながらの選択ではありましたが。。
えいやー! ここは愉しむ!!
そして。きましたきました 海と畑のスープ。 レモンと海藻。
Citronnade aux algues
食事中、種類の異なるパンが何回か登場してお口直し。 はじめは自家製フォカッチャなどのものから、お替りからカンパーニュ。
Fondant (柔らかな)
食感を忘れた三つの素材・・・アナゴ、鴨のフォワグラ、芋
ポルチーニ茸の小さな歯ごたえを添えて
Congre farcie très moelleuse , jus de vinaigre
大自然・伊豆の輝き
伊豆の自然が育んだカラフル野菜の菜園
60種類の『香り』 『味わい』 『食感』 が楽しい。
写真では迫力が伝えきれないのが残念。
Composition de légumes et de la mer, saison 2011
ちなみに、、という事で持ってきてくれた60種のうちのいくつか。
見たことないものも多し。
青から赤へ ”Colors”
甲殻類のエッセンスで火を通した青オマール海老
レタスのジュレと小野菜 エビ味噌の真っ赤なソース
生命力
‘オコゼ 地蛤 ういきょう‘ 力強い旬の食材を一皿に鮑を詰めたズッキーニの花とハーブの新芽
Okoze poêlée, émulsionnée de fenouil et palourde en sauce,fleurs de courgette à l`ormeau
滋味深い味わいの、Viandes
希少な赤味熟成肉 ‘伊豆牛‘ 29ヶ月飼育 地元ひらい牧場の伊豆牛ロース肉、
夏トリュフとポテトのブーケ 山葵の砂のアクセント
Entrecôte de boeuf `Izu` poêlé, bouquet de pommes de terre, condiments composés
伊豆牛、仔鳩、仔羊、ホロホロ鳥から選べますが、やっぱ牛でしょ!という事で。
小さなお口直し
鞘につつまれた・・・玉蜀黍とヴァニラ
Maïs à la vanille
ひたすら爽やかなデザート
熟した宮崎マンゴーとライムの香るスフレグラッセ
軽くかるく仕上げたヨーグルトを乗せて
Soufflé glacé à la mangue `Miyazaki
お茶菓子
Mignardises maison
スプーンの上にあるのは、ティラミス。どれも程良い甘さで丁度よろしい感じ。
以上!!
全体的な印象として、サーブのタイミングが絶妙で、かつどのお皿にもイベント色と味の素晴らしさが配されていて、一体何人でこれだけの料理を回しているんだろうか?と頭をよぎるほどでした。
出されるたびに「おー」などの嬌声があちらこちらで沸き起こっているのが全体感を盛り上げていたのが楽しい。 我々はボックステーブルで二人の時間を満喫しながら堪能したんですが、カウンター席に座ると、また違う雰囲気の中で味わう事ができるのかもしれません。 いやあ、楽し&うまし。